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露出(絞り、シャッター速度)

写真はレンズから取り込んだ光を、フィルムに写します。
絞りは、光の取り込み口の大きさを、小さくしたり、大きくしたり調節するものです。シャッター速度は、シャッターを開いて光を取り込んでいる時間のことです(シャッターが開いてから閉じるまでの時間)。

絞りは、F5.6、F8、F11、F16などと表します。数字が大きいほど取り込み口が小さいことを意味します。
シャッター速度は秒で表します。1/30秒、1/60秒、1/125秒、1/250秒。

この絞りとシャッター速度の組み合わせで露出がオーバー(明るくなりすぎ)になったり、アンダー(暗くなりすぎ・露出不足)になったりします。
F8、1/125秒で暗くなり過ぎるときは、2通りの方法でちょうどいい明るさ(適正露出)にすることができます。
絞りはF8のまま、シャッター速度を遅くする。・・・光を取り込む時間を長くして取り込む量を増やす。
シャッター速度は1/125秒のままで、絞りを開ける・・・光の取り込み口を大きくして取り込む量を増やす。

F5.6、1/125秒でちょうどいい明るさに写るときは、F8、1/60秒でもちょうどいい明るさに写ります。(ただし何十秒という長時間露光になるとこの法則がくずれて露出不足になります。これを相反則不軌といいます。)

自動露出カメラは、絞りとシャッター速度を自動で決めてちょうどいい明るさに写してくれます。
プログラムオート・・・絞りとシャッター速度をカメラが決めてくれる
絞り優先オート・・・絞りは自分で決めてシャッター速度はカメラが決めてくれる
シャッター速度優先オート・・・シャッター速度は自分できめて絞りはカメラが決めてくれる

ところが、自動露出で撮ってもちょうどいい明るさにならないことが、ままあります。それは、基準となる反射率を持つ被写体が適正に写るようになっているからです。ざくっと言ってしまうと、灰色が灰色に写るようにプログラムされているためです。太陽を背にした人物を撮ると人物が真っ黒に写ったり、夜景を撮ったつもりが夜景でなくなってしまったりします。

露出補正
そういうわけで
白い壁を撮ると、灰色になります。(アンダー)・・・もっと光を入れれば白くなる
黒い壁を撮ると、灰色になります。(オーバー)・・・もっと光を減らせば黒くなる
これが露出補正です。

ほとんどの自動露出カメラには、0.5段ごと、または、1/3段ごとの露出補正機能がついています。

明るくなりすぎると思ったときは、マイナス補正します。暗くなりすぎると思ったときはプラス補正します。

カメラが自動で測定した露出が、F5.6、1/125秒だったとすると、1段プラス補正すると、
絞り優先オートなら、F5.6、1/60秒
シャッター速度優先オートなら、F4、1/125秒
で撮ってくれることになります。
(マニュアル露出のカメラでは、すべてを自分で行います。)

フィルムの感度の設定を変えることでも露出補正が可能です。
ISO50のフィルムを使用していて、カメラのフィルム感度の設定をISO64に設定すると、1/3段マイナス補正したことになります。

補正量は状況によってことなります。雪景色などはプラス2段ものプラス補正が必要となるときもあります。

段階露出
補正量を変えて何枚も撮影しておくことを、段階露出といいます。現像があがってから一番気に入ったものを選びます。よく使われる方法です。(一回シャッターを押すと自動で露出を変えて複数回シャッターが切れるカメラもあります。)


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