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木洩れ陽の渓流
長野県松本市

木洩れ陽

何度引き離しても寄り添ういのちがあるように
緑は踊る 水とともに
いつも空洞から音が湧くようにして
輝く葉は重なり美しい根はもつれる

太陽を隠して着飾る山々に僕が名付けたのは
漂流という2文字だった
あの山の頂に立ち千の恒星を手に取って
石の中へ戻してやろう

光が小さな植物の管に巣くったとき
いのちはあの星々に名付けるだろう
水の粒子を追って群れのぼる稚魚の名前を

ぼくは氷温の流れに耳も眼も
すべてを奪い尽くされて
この山林の 真っ白い神と交わる

原 静鳴

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